産地紹介 紀州へら竿

紀州へら竿 紀州へら竿
産地風景 産地風景

産地風景

へらぶなは古くから日本各地に分布している魚。へらぶなとの力強い引き合いを楽しむために専用の釣り竿「紀州へら竿」が考案されました。工程ほぼすべてが手作業で、1人の職人が約1年がかりで仕上げます。匠の技と良質の竹で作られた紀州へら竿は、自然の中で魚との駆け引きを楽しむ究極の遊び道具です。
産地風景
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産地風景
産地風景
産地風景
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作業の様子 作業の様子

作業の様子

生地組み
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生地組み

「穂先」は真竹、「穂持ち」は高野竹、「三番」や「元」は矢竹を使うのが定石。竹の長さや太さ、粘りやしなりなどを見極めます。

火入れ
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火入れ

原竹を炭火であぶって、竹のクセを直す作業。「ため木」と呼ばれる専用の道具を使って矯正し、竹のもつ反発力を高めます。

穂先削り
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穂先削り

穂先は刃とヤスリを使って、最適なバランスが出るまで削り込みます。握りには籐や乾漆、螺鈿などの伝統的手法を取り入れ、意匠を凝らします。

胴漆塗り・仕上げ
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胴漆塗り・仕上げ

玉口は絹糸で補強し、漆塗りと研ぎ出しを繰り返します。芽には仕上げ目という漆を塗り入れます。最後に竿全体に胴漆を重ね、仕上げの火入れをして完成します。

伝統工芸の種類 伝統工芸の種類

和歌山の伝統工芸品

伝統工芸の種類